出張の朝
ビジネスホテルで目覚める。嫌いではない。
サラリーマン時代はほとんど毎週経験していた事だが、そんな生活から離れて5年。たま~にビジネスホテルに泊まるとなんだかワクワクするのだ。当時はこれが日常になっていたので特に何も思わなかったが、遠くの知らない町に行くのは好きらしい。
いよいよ本社へ行く日だ。義務ではないので、特にタイムテーブルらしきものはない。本社でのルーチンを見て自分で学ぶのみ。ああだ、こうだと説明があるわけではない。有意義にするも無駄にするも、自分の行動と意思だけだ。せっかく来たのだ、遠慮せず聞きたい事はバンバン聞いていこうではないか。
自分がこの仕事をしているのをもっと明確にイメージできるように、実際に働いている現場を見たいというのが今回の趣旨だ。それを忘れずに。この場面はこうするのか、運営の仕方などは知らないことばかり、しっかりとメモる、聞く。仲間となりえる人たちなのだ、何も恐れることも恥ずかしがる事もないんだ。
こんな風に出張にこれたのは、いろんな人の理解があってこそ。暇な自営業の特権としてしっかりと得るものは得てこなくては。さあ、頑張るぞ!